苦手はどこから?
最近読んでいる法月綸太郎氏の本の中に、ちらほらYの悲劇について書かれている部分があり興味を引かれた。一度原作を読んで見ようかと本屋の海外書籍のコーナーに寄ってみたものの、翻訳に対する苦手意識で結局買わず仕舞い。何してんだ。
うーん、子供の頃読んだ翻訳ものは読めていたんだが。
ポプラ社の怪盗ルパン全集。アルセーヌルパンの本は色んなところから出ているみたいだけど、私が読んだのは表紙のタイトルの下地が黄色になっていて、南洋一郎氏が訳したものだ。
子供向けだから小難しい漢字がなく、もしかしたら言い回しもわかりやすく改変していたかもしれない。ハードカバーサイズだった筈だから文字自体の大きさも読みやすかった。
夏休み、毎日の様に自転車で図書館に行って何時間も読んで、読みきれなかった本は借りて読んでいた。何度も何度も読み直した。
そうそうあれは苦も無く読めた、もしかしたら今買うのを断念しようとしているエラリー・クイーンも子供向けの翻訳本なら読めるのではないか、なんて考えて今更気付いた。
私の苦手意識はどの時点で発生したものなのだろう。何で挫折したんだろう。諦めたんだろう。
わからないのが気持ち悪いから、思い出したら追記する。